右回りのコース

福島競馬場は平坦な右回りのコースとして知られていますが、意外にも小さな起伏が特徴的につけられています。特に4コーナーから直線にかけての微妙な下り坂は、カーブとはいえスピードが落ちにくい形態になっており、逃げ馬がそのままの勢いで逃げ切ってしまうパターンを後押しします。ただし梅雨の時期と重なり馬場が荒れてくると一転、差しが面白いように決まるようになるので馬場状態を見て予想スタイルを変える必要があります。
福島ではヴィクトリアマイルの前哨戦となる福島牝馬ステークス、ダービーに縁のなかった3歳馬の「残念ダービー」ラジオNIKKEI賞、それにハンデキャップ重賞の七夕賞、福島記念を含めた計4つのGⅢレースが開催されます。夏季開催は関東の主力騎手が参戦し、出走する馬も比較的素質が高いため、馬券は比較的穏やかに収まる傾向にあります。
ところが春と秋開催は裏開催となるため、騎乗機会に恵まれない関東、関西の騎手が一同に会する場所にもなります。実力の抜けた騎手が不在のため軸となる騎手が絞られないことから、馬券の荒れる要素となります。
馬たちも同様に、関東、関西の両方から勝ちきれない馬たちが裏開催時に集結します。馬券の荒れる要素がさらに追加されるため、裏開催の福島競馬場はJRAで最も馬券の荒れる競馬場となっているのです。
ただ若く騎乗機会の少ない騎手たちにとっては、主力騎手のいない裏開催時の福島は数少ない勝つチャンスです。この裏開催時にいかに勝利を挙げるかが今後の騎手人生に大きく左右するため、一人ひとりの騎手の成長に注目するのも馬券検討の材料になるでしょう。

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