函館競馬場
6月から8月の夏季限定で開催される函館競馬場は19世紀後半につくられた、日本で最も歴史の古い競馬場です。2010年にリニューアルオープンしましたが、以前と変わった点はほとんどありません。直線コースは中央競馬の全競馬場の中で最も短く、わずか262m。芝コースは傷みやすい洋芝が使われており、芝の荒れる開催後半はかなり力の要る馬場となります。時計を持っている馬よりも、洋芝適性の高い馬のほうが好走パターンとして多いようです。近走不振でも、同じ洋芝の札幌競馬場で実績を残している馬には注意が必要です。
函館競馬場というと、坂があるイメージはありませんが、実はローカル競馬場の中ではもっとも高低差のあるコースです。その差3.4m。競馬場全体が斜めになっているような形態になっているため、コースを周回している間は常に上っているか下っているかという、意外とタフなコース形態でもあります。
開催される重賞は函館スプリントステークス、函館記念、函館2歳ステークスの3つ。いずれもGⅢです。ただ、函館競馬場を訪れるファンの目的の一つは新馬戦です。重賞以上に注目度が高いと言っても過言ではないかもしれません。なぜなら函館競馬場では、全国のどこの競馬場よりも早く2歳新馬戦が行われるからです。わざわざ新馬戦を見るために北海道を訪ねる新馬ファンも少なくありません。また新種牡馬の傾向をいち早くつかむことができるのも、函館競馬場ならではの魅力です。
また函館開催時より薄暮競争が開催されます。これは最終レースを夕方の時間帯に合わせる夏限定の取り組みで、開始は17時以降となります。一日の負け分を取り返したいファンや、薄暮の雰囲気を味わいたいファンが競馬場に残り、最終レースまで楽しんで帰っていきます。